登下校中の生徒を狙った犯罪が増加している昨今。児童の減少や小学校の統廃合により、長距離を一人で通学しなければならない児童も存在する中で、子供の安全対策には自治体も本格的な対応を進めています。今回は、小学校低学年を対象に「ここココ」の位置情報サービスを利用した実証実験を教育委員会様のご協力をいただき実施しました。
ここココ コラム
登下校中の生徒を狙った犯罪が増加している昨今。児童の減少や小学校の統廃合により、長距離を一人で通学しなければならない児童も存在する中で、子供の安全対策には自治体も本格的な対応を進めています。今回は、小学校低学年を対象に「ここココ」の位置情報サービスを利用した実証実験を教育委員会様のご協力をいただき実施しました。
集団登校を行っていない小学校、また遠方についてはスクールバスでの通学を実施している。多彩な通学手段となっているため、実証実験校に選定した。
1年生:50名
2年生:30名
対象である80名の児童に専用小型GPS端末を配布し、ランドセルにGPS端末を付けて登下校してもらう。保護者には、位置情報サービス「ここココ」を使って、子供の位置情報をスマートフォン、PCから見守ってもらい、登下校時の安全管理の有効性を検証した。
保護者を対象に実証実験に関する説明会を実施。市の教育委員会から趣旨説明を行い、その後、実証実験事務局である弊社から概要説明と機能説明および注意事項、質疑応答を行い、協力と理解を求めた。
今回の実証実験では、単純に児童の位置情報がわかるというだけでなく、学校エリアへの出入りを通知する機能や、
GPS位置情報の取得が難しい校舎の中もカバーできるように対応しました。
ある地点を起点に指定の距離でエリアを設定できるエリアセンシング機能。今回はこの機能を使って、学校を中心に半径100Mの「学校エリア」を設けました。これにより「学校エリア」に出入りした児童は、保護者にメールでお知らせが届く仕組みになっています。児童の登下校時の目安として、位置情報の画面を見ていなくても出入りを確認することができます。
エリアセンシングイメージ(参考)
小学校の統廃合の影響で、2kmもの長距離を一人で歩いてくる児童の姿も。
ランドセルに付けやすいように、ワンタッチ式のストラップを付属。
小型30gのGPS端末。この小ささも評判が高かった。緑色のボタンは緊急時の発報ボタン。
実際に校舎に設置したGPS再輻射装置
GPSによる位置情報の取得は屋内では難しい場合があります。そこで今回はGPS再輻射装置を校舎内に設置し、校舎内でも位置情報を取得できるようにしました。これにより、児童が校舎内にいるということが確認でき、保護者を惑わすことはありませんでした。
実証実験終了後、ご協力いただいた保護者にアンケートを実施しました。
その結果、多くの方に「とても簡単」「安心できた」「携帯よりも便利」「ぜひ利用したい」というご意見をいただきました。
また一方で、「学校近隣に住む生徒には必要ない」「ログインや使い方がやや難しかった」などの貴重な意見を聞くこともできました。
【フリーコメント】
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小学生の交通事故や子供を狙った犯罪が増える昨今、小学校の登下校や塾、習い事など、
子供の外出時の安全対策は、保護者にとって大切な問題です。
平成26年、13歳未満の子供が被害者となった刑法犯の認知件数
平成26年の警察白書
小学生に対する声かけ事案は、14時~18時頃までの時間に多く発生しており、実に8割が下校後に起きている。
平成19年の警察白書
防犯上、携帯電話を子供に持たせたいけど、学校で禁止されている。
小学生白書2014
子供の居場所を知りたいときは、PC、スマホから
カンタン操作で確認できます。
GPS端末についている発報ボタンから、
保護者に居場所を通知することができます。
通話やメール、インターネットといった機能はありませんので、学校への持ち込みもOKです。
GPS端末についている発報ボタンから、
保護者に居場所を通知することができます。
[ ビット・パーク株式会社 プロダクト事業部 ]